日本発祥のもの
オートレース
発祥の地
千葉県船橋市
発祥期
1950年
考案者
不明
オートレースの起源
「オートレース」は、1950年10月に千葉県船橋市の船橋競馬場で開催されたレースが起源とされています。
オートレースが開催される前の年である1949年に日本小型自動車競走会が発足し、1950年に小型自動車競走法公布、施行されました。
小型自動車競争法が施行されたあと、オートレースの開催を控え予行レースを船橋競馬場内の専用ダートコースで開催。
その後、船橋オートレース場が開設され第1回オートレースが開催されました。これがオートレースの起源とされています。
オートレースは「オートバイレース」を簡略化した略称で、プロのオートレース選手が競争車(排気量660㏄の二輪車)を使用して行うモータースポーツです。
過去には四輪車を使用して行うレースも開催されていましたが1973年に廃止され、現在は二輪車の競争車のみを使用して行われています。
また、オートレースの発祥当時は走りを楽しむための競技として行われていましたが、競輪の普及にあわせて競技の勝敗を予想し、賭けを楽しむギャンブルとして盛んに行われるようになりました。
1991年には電話投票が導入され、2003年にはインターネット投票が可能となりました。
オートレースの車券は8種類あり、単勝式、複勝式、2連勝単式、2連勝複式、3連勝単式、3連勝複式、拡大2連勝複式、重勝式となっています。
1996年に元SMAPの森且行がSMAPを脱退してオートレース選手になったことでオートレース業界を賑わせました。
それまでオートレースに興味を示さなかった一般のファンを獲得し、1997年に川口市で開催されたレースには35,000人のファンが来場したという記録があります。
また、2011年まではプロのオートレース選手は男性のみでしたが、2011年に女子レーサー佐藤摩弥さんがデビューしています。
オートレース発祥の地である船橋オートレース場は2016年3月31日に廃止されました。
2023年では、川口市、伊勢崎市、浜松市、山陽小野田市、飯塚市の5市でオートレースが開催されています。
1989年に初のナイターオートレースが伊勢崎で開催されたことをきっかけに、現在でもナイターレースが開催されているレース場があります。