【東京都】ミルクレープの発祥の地と誕生秘話

日本発祥のもの

ミルクレープ

発祥の地

東京都港区西麻布「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」

発祥期

1978年

考案者

関根俊成

ミルクレープの起源

ミルクレープは1978年「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」のパティシエ・関根俊成さんが考案したケーキです。

「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」はミルクレープ発祥として有名ですが、シフォンケーキの先駆けのお店でもります。
当時流行っていた「クレープ」をミルフィーユやラザニアのように重ねることでミルクレープは誕生しました。
クレープ自体はフランス発祥ですが、ミルクレープは日本発祥です。
「ミル」はフランス語で「千」を意味しており。直訳で「千枚のクレープ」となります。
千枚も重ねるわけではないので「たくさんのクレープ」という意味だと言われています。

しかし、販売された当時はあまり売れ行きがよくありませんでした。
ここで、ミルクレープの目新しさを気に入った大手企業の「ドトールコーヒー」が「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」の許可を得て1996年に販売を開始しました。
ドトールコーヒーの知名度もあってか、ミルクレープは瞬く間に広がっていき全国で食べられるようになりました。

今や「ミルクレープ」はニューヨークなど様々な国へ広まっていき、たくさん人に愛されるケーキとなりました。
ですが、残念ながら発祥元の「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」は2015年に閉店していましたが2018年に生みの親である関根俊成さんが手がけたミルクレープ店が大阪にオープンしています。
関根俊成さんはミルクレープを冷凍食品として初めて全国へ配送するシステムを確立させました。
店名の「casaneo」は、日本語の「重ねる」とギリシャ語で新しいという意味の「ネオ」を組み合わせた造語です。
「重ねることで新しい美味しさを生み出す」というブランドの想いと姿勢を感じ取ることが出来ます。

ミルクレープはケーキの中でも特にシンプルな調理法で出来ています。
クレープを20枚ほど使用し、生クリームと交互に重ねて作るケーキです。
断面がとても綺麗で、今ではフルーツが入っていたり生地にココアやチョコが練り込んであるミルクレープも登場しており、様々な色の生地や色とりどりのフルーツを使ってアレンジされていき写真映えすることから現在でも若い子に人気となっています。

ミルクレープの発祥の地マップ

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